視線が合わない場面
「目が合わないなんて普通だよ」と言われるかもしれませんが、本当に目が合いません。私も他人と目を合わせるのは苦手なので、子供にもそれはあると思いますが、明らかに【目が合わない、目が合いにくい、目をそらす】といった場面が多くあります。
保育園での挨拶
朝、保育園に着いてすぐに「おはようございます」と挨拶をする時も目の前にいる先生の顔を全く見ていません。顔どころか体も反対方向を向いていたりすることもあります。これは4歳の現在でも変わりません。挨拶へのやる気が高い時はしっかり先生の方を向いて大きな声で挨拶ができますが、それでも視線は別のところにある場合が多いです。
話しかけられた時
とても嬉しいことですが、子供といると年配の方が話しかけてくれることがあります。「僕、いくつ?」「どこ行くの?」など、子供に話しかけてくれるのですが、最初は声をかけてくれた人に目を向けていてもすぐに他の事に意識が行ってほぼ無視している状態になります(笑)こんな場面では本当に親のフォローが不可欠ですね・・
注意・叱られている時
危ないことや悪いことをした時には注意や叱ることがありますが、そんな時も視線は合いません。もちろん、誰でも叱られている時は視線を外したくなりますが。大切な話をしている時だからこそ、親としては目を合わせて聞いて欲しいと思うところです。
写真を撮る時
家庭内で写真を撮る時も目線をカメラに向けさせるのは大変です。せっかく良い場面なのに目線がもらえず残念なことも。そして保育園での集合写真を見るのはツラい時があります。他の子がしっかりカメラ目線でポーズを決めているのに、一人だけ全くカメラを見ていなかったり、そもそも一人でじっと座っていられないのでいつも先生に抱っこされて映っていました。
4歳になってからは、少しずつカメラ目線で写真に写ることが増えてきました。ポーズをするということを楽しみ始めたからです。そこから次第に写真を撮る時はどこを見るのか、何となく分かってきたような感じがします。
視線が合わない理由
息子の場合は、すぐに周りに目が行ってしまう・注意散漫な感じが強いです。そもそも視線を合わせる理由やタイミングが分かっていません。それに簡単な問いかけの言葉でも理解できていないことが多いので、何を言っているのか分からないと興味が他へ行ってしまうのだと思います。
また、「当たり前にやること」「自然に身につくこと」だと思ってしまっていることも発達障害の子にはしっかり何度も教えてあげて練習する必要があると感じます。
視線が合わない時の対応
「こっち見て!」という時は、どこが「こっち」なのか分からないので、指差しをして視線を誘導してあげます。大事な話をする時はこちらから子供の目線の高さまで顔を持っていき、正面でお話をするようにしています。できれば注意がいきやすいテレビやおもちゃなどが視界に入らないような場所を作ってから話すのが良いと思います。
親として気を付けたいこと
危険な行為を注意する時、親としてはしっかり理解して欲しいという思いが強くなります。
目が合わない=聞いていない=理解できていない=危険な行為をまたやる
=心配が増す=苛立つ=感情的に怒ってしまう
こんなふうに幼い子供の視線が合わないだけで感情的になってしまう場面がないとは言えません。これは本当に気を付けたいことです。親自身も子供と同じでこうした場面を何度も練習して乗り越えていくと、「この子はそういう子だから仕方がないんだよね~」と気持ちに余裕も生まれはじめ、その子に一番良い対応の仕方が身についてくると思います。
笑顔を忘れないで、根気よく、子供に伝えていけるようにしたいです。